操体法講習

講習会の目的ときっかけ

一人の医師である橋本敬三先生が考案した操体法を伝え広めることが目的です。
しかしながら、常々感じていたことが私にはありました。

「この時代により活用し広め伝えていくためには何かが必要になってくる」

それは、操体法の理論的な部分に触れることになる。その理論的な部分に踏み込んだものは、知っている限りではほぼないのです。効果は知っているけど、『なぜ効果があるのか?』がわからない。

そうすると、使いづらくなってくるのが今の世の中。

私は、そのなぜの部分を少しづつでも紐解いていきたいと感じるようになり、懇意にしている先生との話の中から近代科学から考察してみるというきっかけを得ることになりました。

私自身、そのように理解して行く過程では操体法の原点の考えも否定するようなことも多く出てくることに、驚きを感じた。今までに学んだことが全てだと思っていたからです。しかしながら、不安はなくむしろ喜びを感じたことを覚えています。

例えば構造的歪み

今までの学んできた私の解釈の中には構造的歪み=痛みが根付いていた。これを近代科学での研究など見て行く中で歪みが痛みでない可能性を示すものが多くある。(論文の紹介はここでは省かせていただきます)

そのように新たな疑問が出る一方ではなぜ、歪みを正すことで効果を期待できたのか?それは歪みを正そうと試みる過程で何かが変化していたと考えることが妥当になってくる。

そこで、考えを広げてくれたのが神経系。神経系は筋骨格系を含め全身を支配している。
考え方のもとにある視点として神経系を加えることで、効果の「なぜ」に近づいてきます。

神経系の変化ということが、操体法のアプローチを行う過程で起こっていた。アプローチそのものを変える必要はないが、さらなる効果を上げるために、触れ方やセラピストの意識は学ぶ必要が出てきます。

神経系の変化を操体法を行ううえで、受け入れられたのには理由がある。操体法は、受け手の感覚を一番大切にする、そして、アプローチはとても優しく、皮膚をとても大切にする。

話始めると、このページを読むのに疲れてしまうので、続きはお会いした時に 笑。

これらの、気付きを踏まえたうえであれば、学びたい人も増えると確信しました。
操体法は本当に素晴らしい徒手療法。

その素晴らしさをもっと多くの人に広め伝え、活用していきたい!
これがSotai Therapyのスタートのきっかけです。

さあ、一緒に学び、そして広めていきましょう!

Sotai Therapy 西田 尚史